さる5月13日(日)に、日比谷文化館にて
第3回日本遠絡統合医学会・学術研修会が開催されました。
当院院長の小泉正弘医師が「運動系ネットワークとCRPS①」というテーマで、
教育講演を行いました。
東北から九州まで各地の医師、鍼灸師、柔道整復師など50名ほどの会員に、
主に大脳・視床と痛みの関係などについての解剖生理学的観点からの解説と、
遠絡医学の病態解析との関係が説明されました。
堂下佐知子治療師も「脳梗塞後麻痺側に出現したCRPSの症例」という題で、二人の患者様の症例報告をしてまいりました。
脳梗塞後に左半身の手足、顔、体幹に出ていた痛みシビレで、ズボンをはくとき布がすれるのも痛かった患者様が半年がかりで改善され、麻痺側の手足が使いやすくなった症例と、脳梗塞後に麻痺はなかったものの、右半身の顔や腕、足にシビレや違和感が残り、周りにも辛さを分かっていただけずに悩んでおられた患者様が、初回から大幅に改善された症例の報告でした。
ご協力いただいた患者様に感謝申し上げます。