帯状疱疹╱帯状疱疹後神経痛╱PHN
小泉医院の加倉井です。ようやく気温が上がり始め、桜の蕾もほころび始めたようです。3月は卒業のシーズン。ということで、今回は症状が改善し治療を卒業された患者様のご報告をさせていただきます。(ご本人様の承諾を得て掲載しております) この患者様は…
患者さんとの会話で、大切なことを気が付かされましたように感じました。 急性脊髄炎後遺症で両下肢の痛み痺れがずっと継続しているAさん(60代女性)との会話です。 Aさん 「遠絡療法の治療は棒で押されて痛いですけど、自分の普段の痛みと違うところが刺激…
痛みは私たちが日常生活の中で経験する不快な感覚の一つです。 本来、痛みはからだのどこかに異常が発生したという信号を送るという大切な役割をしています。なくてはならないものです。 しかし、原因としての病気やけがによる損傷は治癒しているにもかかわ…
脳の「痛みをしずめる力」を強めるセルフトレーニング(鎮痛脳リハビリ1) 『マインドフルネス編』 人間の体には、体から脳に痛みの情報を伝える伝導路(痛みのアクセル)と、脳から体へ痛みのブレーキをかけるシステムがあります。(下行性疼痛抑制系) 線…
帯状疱疹後神経痛(PHN)は、皮膚の表面がピリピリ・ビリビリするような電撃痛や火であぶられているような灼熱痛、剣山でグサグサ刺されるような疼痛、体の中や奥でゴワゴワ・つっぱるような牽引痛・鈍痛など様々な痛みの症状が出ます。 当院で提供している…
帯状疱疹は、ウイルスによる神経へのダメージの度合いにより、 全くあとかたもなく良くなる方から、定期的に襲われる劇痛の波に うめき声を押し殺して痛みに耐えざるをえない方まで、 後遺症の神経痛の状態に大きく個人差があります。 この患者様は、発症後2…
「昨日より やわらぐ痛み 梨をむく」 「遠絡療法に古希の身預け秋の風」 「じわじわと痛み遠のく秋の雲」 俳句を下さった患者様(女性 76歳)は、今年の4月に左の顎から首、耳の後ろにかけて帯状疱疹を発症。その後、神経痛が後遺症として残りました。耳の後…