小泉医院遠絡医療センター ブログ

医療法人財団 東西医会 草加整形外科内科&小泉医院 遠絡統合医療センターからの情報発信です☆

おすすめします!「鼻うがい」 

5月26日 ようやく新型コロナウイルス渦による緊急事態宣言が解除され、これから徐々に以前のように通勤や通学が再開されます。しかし、ここで気を抜いて油断してしまうと、また、再び感染拡大の可能性があります。

 

気温があがり、マスクをしているのも苦痛でつい鼻や口が無防備になりがちです。  今いちど予防の基本に立ち返ることが大切です。

 

「鼻うがい」は、コロナウイルスの予防に大変効果的です。

 

そして、「鼻うがい」は、コロナウイルスの予防だけでなく、慢性上咽頭炎(のどの奥の慢性的な炎症)のセルフケアとしても推奨されています。慢性上咽頭炎は、しばしば頭痛、不眠、めまい、IGA腎症、後鼻漏、咳喘息、慢性疲労、肩こり・首コリなど全身の症状の原因になっています。

当院で、小泉正弘医師が実施しているEAT(Bスポット療法)は、上咽頭炎に直接薬を塗布して治療します。セルフケアとして「鼻うがい」をご指導いたします。 

 

※EAT(Bスポット療法)の詳細はこちらから⇒

http://koizumi-enrac.webmedipr.jp/contents/bspot.html

 

鼻うがいで使う容器は薬局で購入できますが、小さめで押すと水が出る柔らかめのプラスチック容器であれば家にある容器を代用しても結構です。

 

生理的食塩水は、蒸留水か精製水か市販のミネラルウオーターを使います。

水 1リットルに 食塩 9グラム (調理用スプーン 2杯弱)

さらに重曹をひとつまみ(0.5グラム 小小さじ1╱3)入れるとより良いですが、これは必須ではありません。

冷蔵庫に保管して、早めに使用します。

実際に使用するときは、人肌くらいに温めます。

水だとツンとした刺激で鼻が痛くなりがちですが、人肌くらいのぬるま湯であれば痛くありません。

 

温めた生理的食塩水を鼻に入れるときは、うがいをするときのように首を60度くらい傾けて頭を後ろに倒し、片方づつの鼻の穴に2CC位いれます。

そのまま口から出すか、飲んでしまっても問題ありません。

慣れたら、片方の鼻の穴から片方に移すして出すやり方もあります。

 

患者さまの中には、すっかり慣れてシャワーを浴びるときについでに鼻うがいもしているという方もいますが、これはかなり慣れた上級者編でしょう。

 

いずれにしても、これを機に「鼻うがい」を新しい習慣にして感染予防&健康増進して、ウィズ・コロナの時代を乗り切っていきましょう!

 

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「日本病巣疾患研究会」鼻うがいプロジェクトより