小泉医院遠絡医療センター ブログ

医療法人財団 東西医会 小泉医院 遠絡統合医療センターからの情報発信です☆

Long COVID ~ロングコビッド~

6月も中旬が過ぎまもなく梅雨入りと思われますが、暑い日が続いたり強い雨が降ったりと、なかなか天候が不安定ですね。湿気が(すっごく)苦手な治療師の加倉井です。

さて、2023年5月8日に5類移行され、ニュースでもあまり取り上げられなくなった「新型コロナウイルス感染症」ですが、こんな言葉をご存知ですか?

「ロングコビッド」

新型コロナ後遺症のことを指します。新型コロナウイルス感染症から回復した後に様々な不調を残してしまいます。これまでのデータから次にような症状が現れます。

 

~~~新型コロナ後遺症の症状~~~
味覚障害・嗅覚障害・全身倦怠感・微熱(発熱)
長引く咳・呼吸困難・動悸・息切れ
気分が落ち込む・集中できない・不安・うつ
ブレインフォグ・頭痛・胸痛・めまい・耳鳴り・しびれ
胃腸の不調・食欲不振 など

 

この後遺症の症状は、一人で複数でてしまうことも少なくありません。また年齢や性別、基礎疾患の有無や新型コロナ感染時の重症度などにかかわらず、新型コロナに感染したすべての方に起こる可能性があります。

・・・当院で行っている「遠絡療法」では、新型コロナ後遺症による症状に効果があることをこれまでの治療経験から確認しています。

また、新型コロナ後遺症の患者さまには「慢性上咽頭炎」を起こしている方も多いです。季節性コロナ感染症や新型コロナ感染症になると鼻の奥の「上咽頭」という部分で急性の炎症が起こります。通常感染症の回復とともに炎症は治まりますが、まれに「慢性上咽頭炎」に移行する患者さまがいらっしゃいます。

慢性上咽頭炎は自律神経障害など様々な不調の原因となり、新型コロナ後遺症とよく似た症状を訴えます。当院ではこの治療法としてEAT(旧Bスポット療法)=上咽頭擦過療法を提供しています。

いずれの場合であってもこの症状は日常生活に大きな影響を与えます。的確に診断して早くから治療を開始することが大事です。

最後に「コロナウイルス」についてお話します。

今回騒がれている新型コロナウイルスですが、実はヒトに感染するコロナウイルスは全部で7種類あります。

日常的にヒトが感染するコロナウイルスは4種類。古くは1960年代に発見されています。他の風邪ウイルスと同じで冬に流行します。何度も風邪を引き起こしますが一般的には軽い症状で済みます。

次に重症化しやすいコロナウイルスが3種類。2002年に発生したSARS-CoV重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)、2012年に発生したMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)、そして2019年、中国武漢市で発見され全世界に感染拡大したSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)です。

話題が少なくなったとはいえ感染しないに越したことはありません。基本は食事・睡眠・適度な運動、体の調子を整えてお過ごしください。