小泉医院遠絡医療センター ブログ

医療法人財団 東西医会 草加整形外科内科&小泉医院 遠絡統合医療センターからの情報発信です☆

「笑ってますか? 痛くても。痛いからこそ。」(慢性疼痛に伴う不健康な思考パターンへの対処法)

 

最近、笑っていますか?

      

        

 

「目覚めとともにやってくるあの感覚

ずきずき、びりびり、がんがん、、、

ぐっと歯を食いしばり

息をとめる

あまりの激痛にマンションのベランダから飛び降りようと思う

でも家族に迷惑をかけると思い、ぐっとこらえる

気を紛らわそうと思っても、痛くて何もやる気がおきない

 

頭では、理解している

慢性疼痛は脳の誤作動 

 

痛みやしびれ 脳の注意を向ければむけるほど

さらにアンテナが立って強まってしまうと言われた

 

感謝の心でセロトニンを出しやすくするよう言われた

 

でも、他に注意を向けていこう 切り替えよう

今ある幸せに感謝しよう と思っても

とにかく痛くて できない できない、、、

 

このつらさ、誰もわかってはくれない、死にたい

 

ああ そうやって すぐネガティブになる

だから 痛みも改善しない 私はダメな人間だ

 

少しでも、やるべきことをやらなければ、、、」

 

こんなふうに一人で落ち込んでいませんか?

 

現状を痛いか痛くないかの「黒か白」でしか

捉えられなくなる破局思考や、

同じような考え事が繰り返していまう反芻(はんすう)思考

どんどん将来への不安や心配が拡大していまう拡大思考

これらは慢性疼痛の方に多くみられる思考パターンで、

ご症状のひとつと言っても良い状態です。

 

対処法は、

このような思考にハマっている自分、

落ち込んでいる自分に気が付いたら

 

すかさず

1、そんな自分を 受入れ、許し、自愛のことばをかける

 

「痛い中で、こんなにもがんばっている自分 えらいよ!」

「痛みのない人をうらやましく思う自分 も ありだよ!」

「痛みをわかってくれない家族や周囲に怒りを感じるのなんて、ふつう」

「すぐ死にたくなる 不幸を数えてしまうのも 

症状のひとつで仕方ない。本当に良くやっている、すごい!」

「なんてだめなんだろう、がんばらねば、と、自分を鞭打ったり

責めてしまう自分も、今まではそれしかやりようがなかった。

いいんだよ~」etc...........

 

 

2 さらに自分に感謝のことばをかける

 

「そんな自分を 受入れ ゆるし 愛するよ(大切にするよ)。

私だけは(俺だけは)いつも味方だよ!

私が(俺が)ついているからね!大丈夫。

いつもがんばってくれて ありがとう! 

 

そう自分自身の心と体に労りと感謝の言葉をかけます。

(小さくつぶやく、または心の中でもOK!)

 

そして、痛みや症状はそのまま、

少しでも自分が喜びそうなこと、

笑顔になれそうなこと、

自分を大切にできそうなことに 取り組みます。

(ごく小さなことからでOK!)

 

自分を楽しませること

できるだけ心がけてみてください。

 

しなくて良いことは無理にやらない。

しっかり甘やかしてあげて下さい。

 

千里の道も一歩から。

 

すぐにはわからなくても、

少しづつ慢性疼痛による

不健康な思考パターンを手放しやすくなり

症状にも変化が現れます。

 

にっこり 笑うことができれば

脳の痛みを抑える力も働きやすくなります。

 

これも、練習が必要です。

 

まずは、ラジオの面白エピソードを紹介した

こんな動画あたりからはいかがでしょうか。

【作業用・睡眠用】ベスト・オブ・傑作選 2022 - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=0iKiPk_0SXI

 

継続することで必ず変化していきます。

 

一緒に取り組み続けていきましょう ^^ 

   

 

        文責 堂下