2024年もカウントダウンとなりました。
今年最後のご報告です。
「日本慢性疼痛学会」という、痛みに関する研究促進を目的とした学会があります。
この12月に第43巻が発刊され、当院より学会発表した症例報告が掲載されました。
『鎖骨骨折固定術後に合併した重度の神経障害性疼痛に
遠絡療法が有効であった症例〜中枢性感作への治療効果〜』
というタイトルです。
オートバイ事故で肩を打撲、鎖骨骨折後に、
焼けるような痛みや電撃痛を伴う神経障害性疼痛を発症され、
神経ブロックや服薬治療、胸郭出口症候群の手術等を繰り返しても
なかなか完治に至らず2年以上苦しまれてこられた症状が、
遠絡療法をきっかけに短期間で大幅に改善された男性の症例です。
初回の遠絡療法の治療中からその場で痛みが緩和され
治療ごとに痛みの度合いが改善されていきました。
もし、お読みになりたい方がいらっしゃいましたら、
当院公式ラインまたはメールからご連絡下さい。
難しいといわれている中枢性感作の痛みに対しても、
遠絡療法で治療に希望を見いだして下さる先生方、
そして患者様がひとりでも増えて下さったら嬉しいです。
ご協力いただいた患者様、ご指導いただいた先生方に心より感謝いたします。
来年も、たくさんの患者様と「良くなる」喜びを共有できますように
文責 堂下
『慢性疼痛 2024年43号』より抜粋