本日は、カウセリングプログラム(MBS統合メソッド)での経験を
ご紹介します。
患者様(Mさん)のテーマは「足の痛み」
本日、2回目のセッションでした。
初回のセッションでは
「足の痛み」を強めている「アクセルとなっている感情の詰り」が
どこに あるのかを探し、
その出来事での感情を特定していくということを行いました。
感情は「悲しみと絶望」
出来事は、足の痛みとは全く関係ないようなものでした。
2回目の今日は、その出来事での感情を開放すると共に、
これまでと違う視点から、ご自身で深堀りしていっていただくという作 業の
前半を行いました。
そして、メソッドの質問を一緒にやり取りしていく中で、患者様から
「私はずっと若い頃から、正しいとか間違いとかを追求して
白黒はっきりさせたい方だったんです。
それが当たり前だと思って過ごしてきました。
その出来事からは、世の中、グレーでぼやかしていた方が丸く収まるというか、
そういったことを学んだんです。」
そして約90分のやりとりを行った最終盤で、ふいにMさんが、
「黒でも白でもない違う色を探すってことかな~。」
とおっしゃったその言葉を聞いた瞬間、
Mさんご自身が、ご自分の言葉としてそれを見出されたことに、
私は、とても感動してしまいました。
「黒でも白でも、そしてグレーでもない、違う色。
それを見いだしていくこと。それが大事。」
そして、それは私自身にとっても、とても大切なメッセージのように
聞こえました。
まだセオリーの途中ですが、患者様とたどる旅路は
カウンセリングを行う側の旅路でもあるとつくづく感じています。
旅路の中で、
閉まっていた窓がパタンと開いて通路が開けば開くほど、
当院では、遠絡統合療法で患者様の「ライフフロー」(生体の流れ)を改善し、
治癒力の向上を後押ししながら、
その治癒力の発揮を阻んでいる心理的要因がある場合には、
「MBS統合メソッド」を使ったカウンセリングプログラムにて
対応しています。
心の問題が体に影響しているとご自覚ある場合(ない場合も)
ぜひ一度、ご相談下さい。
文責 堂下